
しばらく休眠状態のようになっていましたが、ウエブサイトを徐々に改装していきます。
手始めに情報発信機能を使ってさらっと読めるコラムを始めます。
最初の話題として何が相応しいかわかりませんが、最近思うことをつづります。
気になっているのは日本の国内事情。
主にビジネスについてですが、グローバル展開している企業ではなく、国内のドメスティック市場に展開している企業についてです。
人口減少はこれから一段と加速します。1億人を切るまでにさほど時間はかかりません。当然ですが労働生産人口も大きく減少します。つまり日本の国内マーケットはかなり縮小するということです。
インバウンドが享受できる商売であれば影響は小さいですが、そうではない商売は商売相手が少なくなるのでどんどん縮小します。
繰り返しますが、人口減少の波はすぐそばまで来ています。それを知る事例としては毎年行われる鉄道のダイヤ改正です。実はここ数年、列車の増発がほとんどないことにお気づきでしょうか?
増発がない代わりに特急や急行などの停車駅が変更され停まる駅が増えたりしています。
当然、時の流れとともに人の移動も起きるので、転入などで利用者が増えてる駅もあるでしょう。ただ、全体として沿線住民の利用は減少しているのが実態ではないでしょうか。
例えば定期券利用者などは多くの沿線で減っています。かつては混みあって増発などが行われていましたが、もうその時代は過ぎ去り、いかに効率的に乗客を運ぶかに移っているのです。
ご存じの通り、バスも減便や廃止が続いています。運転手の確保が難しいと建前ではなっていますが、利用者減の方が影響は大きいのです。
本当に需要があれば運賃を上げてでも、待遇を改善して人員を確保するはずです。
何を懸念しているのかというと起こっている事象ではなく、この現実にあまりスポットが当てられていないことです。もっと早くに声を大にして取り組むべき課題であったと思うのですが、いまになってもピント外れな議論や報道が多く、危機感のない話題に終始していることが問題です。
自分の商売、仕事がどうなっていくのかという問題を通り越した深刻な状況なのです。冷静に考えるとマーケットが縮小するので、今の人材不足もどこかの段階で解消されていくとも思っています。
そういう意味でも経営の持続性について、しっかり考えアクションを起こすタイミングなのです。
5年先からでは手遅れになりますので、今から一緒に歩める企業様と取り組んで行きたいと思います。
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