惑わされず真実を見極める─ SNSの「月300人集客」を鵜呑みにせず、自店に必要な数字と向き合う
- michio kobayashi
- 6月2日
- 読了時間: 3分
更新日:4 日前

【「月300人集客」という言葉の裏にあるもの】
美容室の集客について、SNSでは「月に200人」「300人」来ているという投稿を目にします。もしそれがすべて新規のお客様であれば本当にすごいことです。特に、ホットペッパーを使わずSNSのみで集客しているサロンなら、なおさらです。
実際、SNS経由で毎月数十人の新規を集客している美容師さんもいますが、その裏には相当な努力と投資があることも事実です。
【集客の必要性は、状況によって変わる】
今、美容師にとって「集客」は避けて通れないテーマですが、その比重は店舗ごとに異なります。努力は大切でも、過度な負担が離職や燃え尽きの原因になっては本末転倒です。
「集客も自分でやる」「店舗設計で集客し、自分は来店後のファン化に注力する」など、考え方はさまざまですが、共通するのは“長続きする形を選ぶべき”という点です。
【本当に必要な「新規数」は把握できていますか?】
本題はここからです。自分の店舗に毎月どれくらいの新規が必要か、把握できていますか?
どれだけ努力しても失客は起きます。にもかかわらず「毎月まだ新規が足りない」と感じているなら、“数”ではなく“定着率”に問題があるケースが大半です。
だからこそ、SNSで見かける「集客〇〇〇人」という数字に引きずられず、自サロンにとっての必要な数字、そして現状を見極めることが重要です。
【再来率改善へのアプローチが鍵】
再来率が現状どのくらいで、改善するには何が必要か――。この2つを数字で見て、工夫を重ねることが鍵になります。
実はそのヒントは、お客様自身が教えてくれています。けれど、私たちはそれを見落としているか、感覚で処理してしまっていることが多いのです。
【具体的な分析が「再来」を変える】
たとえばホットペッパーのクーポン。「どのクーポンが、どれくらい使われたのか?」というシンプルなデータすら、把握されていないサロンが多くあります。
それでは、お客様が来店した理由や目的を正確に捉えることができません。感覚に頼らず、数字をもとにクーポンやメニューを最適化していくことで、再来の流れをつくりやすくなります。
【私たちが目指すのは、数字から考える「最適化」】
私たちは、単なるテクニックではなく、分析結果をもとに店舗のソフト面まで見直す支援をしています。接客、空間、クーポン、メニュー――すべてを「お客様がまた来たくなるか?」という視点で整える。
実際、先月からサポートしたサロンでは、価格を下げずとも狙い通りのクーポンが最も売れ新規来店も増えました。ヒントは身近にあります。それを見える化することが、無駄のない改善につながります。
私たちがやることは単なるSEOやMEO対策ではありません。「選ばれ続ける」仕組みづくりをご一緒できればと思っています。
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