迷うのは、選択肢が多いからではない──その本当の理由とは?
- michio kobayashi
- 6月30日
- 読了時間: 2分

いま私たちは、かつてないほど情報に囲まれて生きています。SNS、動画、記事、セミナー……少し検索すれば、たくさんの「有益そうな」話が次々と目に飛び込んできます。
ですが、その情報の波に飲まれ、ふと気づくと「何が正しいか分からない」「何を選べばいいか迷う」という状態になっていませんか?
本当に問題なのは、“選択肢が多い”ことではないのかもしれません。
【迷いの正体は「判断基準の不足?」】
多くの人が「選べない」「決められない」と感じているとき、それは情報過多ではなく、自分の中の判断軸が曖昧なサインです。
つまり、“迷い”の原因は「情報」そのものではなく、それをどう選び、どう活かすかという視点や思考力の不足にあります。
【情報の取捨選択には「知見と見識」が必要】
「情報を選ぶ」とは、実は高度なスキルです。その背景には、幅広い知見と深い見識が必要です。
そして、それらはポジションや年齢で自動的に備わるものではありません。むしろ立場が上になった今こそ、「自分はまだ学ぶべきことがある」という謙虚な姿勢が、より強く求められるのです。
【学び続けることが必要なんです】
「知識不足」「認識不足」──これらは、自覚がないときこそ最も怖いものです。
情報の選び方を間違えると、進む方向もずれてしまう。そしてそのズレは、時間が経つほど大きくなります。
だからこそ、早く気づくこと。「いまの自分には判断できない」と思ったら、外部の知見に頼ることも戦略の一つです。
【「身近な意見」だけに偏らない勇気を】
同業者や身近な存在とのつながりは心強い反面、情報の偏りを生むリスクも抱えています。
特定のグループの意見ばかりを聞いていると、視野が狭まり、同じ場所をぐるぐる回ってしまうこともあります。
だからこそ、「自分には何が足りないか」に気づく力が必要です。選択肢を絞り込むのではなく、選択肢を持てる自分になること。それが、これからの時代に必要なスタンスです。
【動く前に考えるのではなく、「動きながら考える」こと】
情報の洪水の中で足がすくむのは当然です。ですが、“迷い”を解くカギは、動く中でしか見つかりません。
自分の中に判断軸がないのなら、動きながら軸をつくることです。学び、頼り、試し、修正する──そうして磨かれるのが「選べる力」なのです。
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