“良いもの”は売れない?―サロン経営に必要な“欲しさ”の設計図
- michio kobayashi
- 8月26日
- 読了時間: 2分
更新日:9月2日

「良いもの」を作ることが正解ではない時代
美容室の経営者として、そして職人として、私たちはどうしても「良いもの=納得のいく仕上がりにしたい」という気持ちに突き動かされます。丁寧な技術、こだわりの商材、雰囲気の良い空間――「お客様のために」と心から思っている方ほど、この想いは強いはずです。
でも、ひとつ問いかけたいのです。その“良いもの”、お客様は本当に“欲しい”と思っているでしょうか?
「お客様が欲しているもの」を見失っていないか?
サロンページに来たのに、予約をせずに離脱する人がいる。良いスタイル写真を載せているのに、クーポンが読まれていない。この現象は、決して「技術が悪いから」でも「価格が高いから」でもありません。
原因は――お客様の“欲しい”が、そこに無いから。
マーケティングの基本は「良いもの」より「求められるもの」
たとえば、かつての日本の家電メーカーは、「より多機能で、より高性能な製品」を追求し続けていました。しかしその結果、価格は高騰し、操作は複雑に、いつの間にか「使う人」の気持ちが置き去りにされてしまったのです。
「良いもの=売れる」わけではない。このことは、私たち美容業にも通じています。
では「欲しいもの」とは何か?
それは「来店後の仕上がり」ではありません。お客様がサロンを探すときに求めているのは、
自分の悩みが解消されそうか?
自分と近い年代の人が通っているか?
この人に任せて大丈夫か?
=「まだ行っていない段階」で得られる安心感や納得感です。
この「最初の接点」でつまずけば、どれほど良い施術も伝わらない。だからこそ、“お客様の欲しい情報”を、先回りしてページで提示することが大切なのです。
“押しつけ”ではなく“欲しさの設計”を
HOT PEPPERページやSNSで「伝えたいこと」を一生懸命発信しても、それがお客様の「欲しいこと」とズレていれば、意味がありません。
大事なのは――相手が“欲しい”と思うことを、欲しいタイミングで、欲しいカタチで届けること。
HOT Boostは「欲しさの見える化ツール」
私たちが提供しているHOT Boostは、まさにこの部分に特化しています。離脱を防ぐページ構成、刺さるキーワード、魅せ方の戦略設計――全ては「まだ予約していないお客様」に「欲しい」と思わせる設計のために。
最後に
「良いサロンなのに予約が入らない」「がんばっているのに伝わらない」
もしそんな悩みがあるなら、“売れない理由”ではなく“欲しがられていない現実”に目を向けることが、突破口になるかもしれません。



コメント