その“ひらめき導入”、逆効果かも?──サロン集客の正しい選び方、間違った選び方
- forsalon
- 4 日前
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近年、美容室が複数の有料集客策を導入しているケースが増えています。ホットペッパーに加えて、MEO対策・インスタ広告・TikTok・LINE公式・自社アプリ・SEO対策・ネット広告…。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
「なぜ、それを選んだのか?」
実は、深く比較検討した上で導入しているサロンは少数派。多くの場合、「ひらめき」に近い感覚で、なんとなく導入している傾向があるのです。
各ツール、それぞれに落とし穴があります
たとえば、最近よく導入されるLINE公式や自社アプリ。
確かにお客様との接点は持てますが、頻度の低い美容室利用と、アプリを活用した“囲い込み”は本来相性が良くありません。リピートの理由は「価格」だけでなく、「仕上がり」「雰囲気」「接客」です。アプリやLINEで“お得感”を出しても、逆に「適正価格での予約機会」を失っているケースが後を絶ちません。
MEO対策は「報告」で満足していませんか?
MEO業者から「上位表示されました!」というレポートが届くと、つい満足してしまいがちですが――
「で、予約は何件増えましたか?」
ここがポイントです。表示されたとしても、導線設計(リンク・構成・魅せ方)が不十分だと予約にはつながりません。“見る人の行動”まで設計して初めて、MEOは意味を持つのです。
特にMEOは上位表示されても特定条件下だけで、実際にはあまり上位表示されないことも多々あるのです。
インスタ広告は飽和、TikTokはこれから
一時期爆発的に活用されたインスタ広告ですが、現在は飽和状態に近く、効果が出にくくなっています。逆に、TikTokでは大手企業が公式アカウントを次々と立ち上げており、まだこれからが本番。ただし、投稿内容・更新頻度・演出力など、高い運用スキルが求められます。
ネット広告も「出せば当たる」時代ではない
Google広告やP-MAX、バナー広告なども、やり方次第で確実に集客効果を出せます。でも、「やり方次第」というのが最大のポイントです。
どのワードで表示されるか?
どのページに誘導するか?
そのページにある“言葉”は刺さっているか?
ここまで設計されて初めて、「お金をかける価値」が生まれます。
結論:「集客の判断」は、“戦略”で選ぶべき
多くのサロンが抱える問題は、「なんとなく良さそう」「ひらめいたからやってみる」という、感覚的な導入。
でも本当に必要なのは、
比較検討
目的の明確化(新規?リピート?単価アップ?)
自サロンに合った戦略設計
私たちは、単なるツールの提案をしているのではありません。「お客様の体験」と「導線設計」をもとに、再来店率の高い、効果的な仕組みを構築しています。
最後に
美容室の集客は、もはやツールを選べばうまくいく時代ではありません。“選び方”と“活かし方”が、成果を左右します。
ほとんどの美容室が言います。「いいお客様に来て欲しい」と。でも、"いいお客様"の定義はなんでしょうか?
しっかり言語化して定義する必要があるのです。
私たちは、そのお手伝いをしながら何が必要かを考え、適正なツールの選び方と活用法も提案しています。


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