「欲しいものさがし」は急速に変化している
- michio kobayashi
- 2 日前
- 読了時間: 3分

どうすれば“検索されるサロン”になれるのか
いま、美容業界の集客で最も大きな変化は、ユーザーの「欲しいものさがし」が急速に変わりつつあることです。
従来の検索行動とは別物になりつつあり、サロン選びの基準も、検索の方法も、意思決定のプロセスも静かに書き換わっています。
この変化に気付けるかどうかで、半年後の新規数は大きく変わります。
消費者は「何をしたいか」よりも「どこに行けるか」から探している
以前は、「髪質改善 東京 〇〇」「縮毛矯正 上手い」など、“やりたいメニュー”から探す行動が主流でした。
しかし今は違います。
ユーザーは、まず“場所 × 予算 × 安心感”の条件で絞り込むようになりました。
理由はシンプルで、情報が多すぎて疲れているからです。
だからこそ、検索の入口は非常にシンプルなものに戻りつつあります。
自宅の近くで
価格が納得できて
評価が安定している
この3つが揃っていなければ、メニューがどれだけ優れていても検索の土俵に乗れません。
“欲しいものさがし”はSNSではなく、検索で完結するようになった
SNSの役割も変わりました。
インスタで「髪質改善」と調べてサロンを選ぶ人は減っています。
なぜなら、
・投稿が見つからない
・誰が本当に上手いのか分からない
・広告が多くて信用できないからです。
SNSはもはや「選ぶ場所」ではなく、「確認する場所」になっています。
選ぶのは検索。
決めるのは口コミ。
SNSは世界観の補足。
この構造を理解できないサロンは、発信しても発信しても“届かない”状況になっていきます。
では、「検索にヒットするサロン」になるには何が必要なのか
結論から言えば、やるべきことは派手ではありません。しかし確実に効くものばかりです。
① ホットペッパーの基礎精度
検索の入口としては依然として最大。掲載内容が最適化されていなければ、クリックされません。
② MEO(Googleマップ)対策
いま最も“欲しいものさがし”に直結している検索です。
「場所 × 価格 × 安心感」すべてを満たします。
③ 口コミと返信の質
検索行動の最終判断はほぼ口コミです。
返信の文体、数、頻度で信頼度が変わります。
④ 情報の整合性
SNS・HP・マップ・ホットペッパーで情報が微妙にズレているサロンは、
一気に信用を落とします。
⑤ “誰に来てほしいか”の一貫性
検索ヒットを狙うには、万人向けではなく、
特定層の検索意図に寄せることが重要です。
まとめ──いまの検索行動を正しく捉えたサロンが伸びます
最後に、ひとつだけしっかり押さえておきたいことがあります。
いまの「欲しいものさがし」は、もう昔とは違います。
ユーザーはメニューではなく、条件と信頼で選ぶ時代です。
この前提を理解して導線を整えるだけで、新規の伸び方は大きく変わります。
逆に、この変化に気づけていないサロンほど、
努力しているのに数字が動かない、という状況に陥りがちです。
どこを変えればいいのか、どう優先順位をつけるべきなのか──
そこに迷いがあるようなら、ぜひ一度ご相談ください。
いまの環境に合った、現実的に“数字が動く一手”をお伝えします。



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