ホットペッパー流入が10%減──いま起きている変化と、サロンが取るべき一手
- michio kobayashi
- 4 日前
- 読了時間: 3分

11月、ある大都市エリアでホットペッパーの流入が前年比10%強減少しました。
数字だけを見れば大きく感じないかもしれません。
しかし、私が「環境は厳しい」と繰り返しお伝えしている理由は、まさにこの変化の積み重ねにあります。
なんだかんだと言っても、ホットペッパーは依然として最大の集客ツールです。
一方で、Instagramを中心とするSNSはロジック変更が頻繁で、投稿を続けても拡散力が追いつかない状況が続いています。
さらに地域の検索ワードを見ても、ユーザーが探しているのはブランドサロンか低価格サロンに二極化しており、中価格帯は厳しい波にさらされています。
支援サロンでは「20%以上回復」──しかし、本来もっと早く回復できた
私たちがサポートしている複数のサロンでは、ホットペッパー経由の新規予約が20%以上増加しました。
ただし正直に言えば、本来はもっと早く、もっとシンプルに回復できたはずです。
高単価帯は流入が元々落ちやすい構造にあります。
回復に時間がかかった要因は価格ではなく、「結果に繋がる一手」を打つまでの時間にありました。
回復のきっかけになったのは、実は3か月前に仕込んだ“予想外の一手”。
ここが効いたことで、ようやく数字が動き出したのです。
どのサロンにも当てはまる話ではありませんが、「成果の出る手数が限られている」という現実は、共通しています。
サロンの入替は続く──“自分たちだけで頑張る”は限界に近い
いま、美容室の世界では静かに入替が進んでいます。1年、2年で閉店するわけではありませんが、
「変化に対応できたサロン」と「現状維持のままのサロン」の差は、確実に開いています。
そしてこれは、気合いや根性、努力で埋められる種類の差ではありません。
内製化できるサロンはごく一部。多くのサロンは、
分析
導線設計
ホットペッパー施策
SNSの役割分担
こうした領域を自力で整理し切れず、動けないまま時間が過ぎてしまいます。
結果として、「外部との連携がないと勝ちにくい産業」に変わったというのが正しい見方です。
まとめ──判断を先送りにしないことが、最大のリスク回避になる
今回の流入減は、一部地域の分析ではありますが、全国的なサインとして受け止めるべきだと思っています。
変化のスピードが速いからこそ、判断を先送りにすることが、一番のリスクになります。
「うちはこの状況をどう捉えればいいのか」
「次の一手はどこに置くべきなのか」
「今のホットペッパーの構成は正しいのか」
そう感じたタイミングが“動くべき時”です。気になる方は、お早めにご相談ください。
あなたのサロンに合った現実的な施策をご案内します。



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