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ホットペッパー流入が10%減──いま起きている変化と、サロンが取るべき一手
11月、ある大都市エリアでホットペッパーの流入が前年比 10%強減少 しました。 数字だけを見れば大きく感じないかもしれません。 しかし、私が「環境は厳しい」と繰り返しお伝えしている理由は、まさにこの変化の積み重ねにあります。 なんだかんだと言っても、ホットペッパーは依然として 最大の集客ツール です。 一方で、Instagramを中心とするSNSはロジック変更が頻繁で、投稿を続けても拡散力が追いつかない状況が続いています。 さらに地域の検索ワードを見ても、ユーザーが探しているのはブランドサロンか低価格サロンに二極化しており、中価格帯は厳しい波にさらされています。 支援サロンでは「20%以上回復」──しかし、本来もっと早く回復できた 私たちがサポートしている複数のサロンでは、ホットペッパー経由の新規予約が 20%以上増加 しました。 ただし正直に言えば、本来はもっと早く、もっとシンプルに回復できたはずです。 高単価帯は流入が元々落ちやすい構造にあります。 回復に時間がかかった要因は価格ではなく、 「結果に繋がる一手」を打つまでの時間 にありました
12月4日読了時間: 3分


集客環境は急速に変化している──SNS一辺倒では戦えない時代へ
ここ数年、美容室の集客を取り巻く環境は、想像以上の速さで変化しています。
特にSNS領域ではその傾向が顕著です。
多くのサロンがInstagramを中心に発信していますが、
以前も取り上げたように、アルゴリズムが大きく変わりつつあります。
結論から言えば、リール以外の投稿は“ほぼ拡散しない”と言っても過言ではありません。
写真投稿や通常のフィード投稿は届きにくく、
フォロワーが多くても見られないケースが増えています。そのため、多くのサロンが広告運用へと舵を切りました。
11月27日読了時間: 2分


中価格帯サロンで新規流入が鈍化──いま起きている変化を正しく捉える
ここ数か月、中価格帯(8,000〜12,000円)の美容室で、新規流入の減少が目立ち始めています。
夏から秋にかけては、15〜20%ほど落ち込んだ地域もあり、再び値下げに踏み切るサロンが増えているのが現状です。
カット+カラーで7,000円を切るメニューが再び拡大し、中価格帯の優位性は揺らぎつつあります。
ただ、これは単に「景気が悪いから」でも「集客力が落ちたから」でもありません。中価格帯が抱えてきた構造的な課題が、いま表面に出始めていると見るべきです。
11月17日読了時間: 3分


その囲い込み戦略、リピートに繋がってますか?
――アプリとLINEに潜む「収益圧迫」の落とし穴 それでは囲い込みできません 最近、自社アプリやLINE公式アカウントを導入する美容室が増えています。ホットペッパー離れの第一歩として、「囲い込み」 や 「自社完結の予約システム」を目指す。その方向性は間違いではありません。 しかし──その戦略、本当に「お客様のリピート動機」に合っているのでしょうか? リピートの本質は「お得」じゃない サロンが自社アプリやLINEを使う理由は、多くの場合、次のようなものです。 予約を自社経由にしたい クーポンなどで囲い込みたい ホットペッパーを脱却したい でもここで立ち止まって考えてほしいのが、お客様が「なぜ」リピートするのか?という根本の問いです。 特に スーパーやよく行く飲食店では、ポイントや特典が“繰り返し使える”という意味で大きな魅力になります。 利用頻度が高いため、「少しでもお得に」「毎回特典がある」という仕組みが非常に有効なのです。 けれど、美容室の来店頻度は平均して 3~4ヶ月に1回 。その中で、 「次もここに来たい」と思わせる理由は何か? それは、
10月13日読了時間: 3分


「老けるサロン」と「育つサロン」の分かれ道
サロンも老化するのはご存じですか? 美容室業界には、大きく2つのタイプがあります。一つは、 地域密着型の小規模サロン 。もう一つは、 複数店舗を展開するチェーン型のサロン 。 どちらが優れているという話ではありません。しかし、それぞれが直面する課題と、持つべき経営戦略は大きく異なります。 小規模サロンが直面する「変われる時間」との戦い 小規模サロンにとって避けられないのが、「集客力の変化」です。 どれほど熱心に努力しても、 オーナーや施術者の年齢が上がるとともに、新しいお客様を惹きつける力が弱まっていく 。これは、避けようのない現実です。 その一方で、固定客は増え、一定の安定感が生まれますが、 新陳代謝が起こらなければ、サロン全体が“老化”していく のです。 「売上の一時的な成長」には罠がある 集客支援や広告施策に力を入れれば、一時的に売上を伸ばすことは可能です。これは、マーケティングの力によって起こせる成果です。 しかし、 本質的な課題は「それを継続できるかどうか」にあります。 つまり、今日の集客が来年も続くのか?新しいお客様が、5年後も通い続
10月6日読了時間: 3分


「見えない性向」が成果を左右する ― 姿勢が語る、あなたの仕事力
見えない性向が経営を蝕む 唐突ですが、 電車の中で足を組んだり、大きく足を開いて座っていませんか?もちろん、周囲に誰もいないガラガラの車内であれば、少しくらい姿勢が崩れても目くじら立てる必要はありません。 しかし、今日お伝えしたいのは、 マナーの是非そのもの...
9月27日読了時間: 3分


美容室は“10年寿命”なのか?──倒産記事に隠れた本質
美容室の多くは出店から10年をピークに徐々に下降線を辿る傾向があります。この理由の本質は、人の入れ替えが起きないまま年齢層が固定化して上昇してしまうことにあります。
たとえば、オーナーが40代後半に差しかかる頃、若手の美容師が定着せず、店舗の雰囲気やスタイルが数年前と変わらないままだと、顧客層とのズレが生じます。美容室の魅力は「技術力」だけでなく、「トレンドとの親和性」や「若い感性の発信力」でも支えられています。
9月25日読了時間: 3分


一度の違和感が、一生のサヨナラになる——“選ばれる理由”はここにある
2024年から2025年にかけて、美容室に使われた年間金額は【ホットペッパービューティーアカデミーの最新調査】によると、32,819円 → 30,570円へとおよそ1,200円減少しています。これは単なる数字ではありません。1回あたりの利用金額も8746円 → 8175円と下がっており、これは食品分野の物価上昇(約7%)とほぼ一致しています。つまり、美容室は生活必需とは捉えられておらず、物価高の中で「節約対象」とされている現実があるのです。
9月18日読了時間: 3分


お客様の財布のヒモは確実に締まっている――最新調査から読み解く美容室の未来
美容室に使われる年間金額は、2024年:32,819円 → 2025年:30,570円へと大きく減少。
さらに1回あたりの平均支出額も、8,746円 → 8,175円と571円のマイナス。
この「571円の減少」は、実はここ1年で上昇した食品の物価上昇幅(6〜7%)とほぼ一致しているのです。つまり、お客様は美容室の利用を、節約の対象としているということです。
容室という業種が、お客様にとって“生活に必須の支出”ではないという位置付けになっているということです。
値上げは正当でも、許容されるとは限らない
お客様の価値判断が、私たちの提供価値とズレていないか?
リピートされる理由、離脱される理由を感覚でなく数字で見ているか?
こういった問いが、これからの経営に求められていきます。
9月16日読了時間: 3分


集客に伸び悩むサロンへ。広告は“合う媒体”を選ばないと逆効果です
広告は目的で媒体を変える 美容室の新規集客が、じわじわと難しくなってきました。ホットペッパーのようなプラットフォームに頼るだけでは、価格以外の差別化が効きにくくなっており、「値下げ以外の打ち手が見つからない…」と悩む声も増えています。 そこで改めて注目したいのが、...
9月10日読了時間: 3分


【料金UPは逆効果?】単価と集客のジレンマを乗り越える
新規予約が伸び悩む――。
そんな声が美容業界で増えてきました。特に目立つのが、予約単価が9,000円を超えると新規客が明らかに減少する傾向です。
「サロンの価値を上げるために価格を見直した」
この判断自体は間違いではありません。ただし、その“価値”が本当にお客様に伝わっているか? という問いは、常に自問する必要があります。
今こそ、マーケティング的な視点で自サロンを見直すタイミングなのです。
価格、メニュー設計、時間の使い方、すべてが「価値」としてどう伝わっているのか。
それを見える化する仕組みを私たちは提供しています。
9月2日読了時間: 4分


「高単価サロン=正解」の時代は終わるのか
需要があって初めて応えらるのです ―― 今こそ、“時間単価”の視点を取り戻す 最近、「新規集客が厳しくなってきた」という声を、美容室オーナーの方々から頻繁に聞くようになりました。実際、各地のサロンデータを調べてみると、新規客数が減少傾向にあるのは事実のようです。...
8月18日読了時間: 3分


リーダーに必要なのは“進化”と“本質”──高校野球の炎上から考える
リーダーに必要なのは❝進化❞と❝本質❞--高校野球の炎上から考える
組織の目的をみ見失っていないか?悪しき伝統が残り価値観の問い直しがないままが生む悲劇
8月13日読了時間: 2分


サーファーになるか漂流者になるか ― 変化の時代に問われていること
サーファーになるか、漂流者になるか 【誰の上にも「波」は来る】 毎日のように新しい技術、トレンド、価値観の波が押し寄せてくる時代。美容業界においても、SNSの変化、AIの進化、顧客ニーズの多様化――まさに波の連続です。 その波にただ流されるか、自ら波をつかみ取り乗りこなすか...
8月6日読了時間: 2分


始まりました!サロン向けDX研修 ― 小さな一歩が、大きな変化に
サロンDX研修が始まりました。AIの活用やデータ分析に最新のSNS活用、「すぐ使ってみたい」のお声を多数いただきました!
7月25日読了時間: 2分


「データを読み解く」①――値上げと満足度の関係
美容センサスなどの調査データによると、 5年で女性の美容室での利用額は平均で約1,000円近く増加 しています。一見、業界が活性化しているよう この にも思えますが、実際にその中身を読み解いていくと、 必ずしも好調とは言いきれない現実 が見えてきます。...
7月14日読了時間: 2分


「No.1広告」の落とし穴 ― 信頼は実績より、誠実さに宿る
広告表現もますます多様化し、「日本一」「売上No.1」といった文言を目にする機会も増えました。でも、注意が必要です。「No.1」表現の多くには根拠が存在しません。明確なデータや第三者の認定もなく、ただのキャッチコピーとして使われているケースがほとんどです。
厳しい見かたかもしれませんが、景品表示法違反に該当します。
「少しくらい大げさでも広告だから…」そんな軽い気持ちが、あとで問題を引き起こすリスクになるのです。
7月9日読了時間: 2分


「集めるだけ」で終わらせない ── リピートを見据えた集客とは?
「集めるだけ」で終わらせないーりリピートを意識した集客とは?
7月7日読了時間: 2分


迷うのは、選択肢が多いからではない──その本当の理由とは?
迷うのは、選択肢が多いからではない──その本当の理由とは?
6月30日読了時間: 2分


話しているのに伝わらない時代──スタッフもお客様も離れる理由とは
話しているのに伝わらない時代ースタッフもお客様も離れる時代とは
6月24日読了時間: 3分
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