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中価格帯サロンで新規流入が鈍化──いま起きている変化を正しく捉える

物価高の影響だけではないのです
物価高の影響だけではないのです

ここ数か月、中価格帯(8,000〜12,000円)の美容室で、新規流入の減少が目立ち始めています。

夏から秋にかけては、15〜20%ほど落ち込んだ地域もあり、再び値下げに踏み切るサロンが増えているのが現状です。

カット+カラーで7,000円を切るメニューが再び拡大し、中価格帯の優位性は揺らぎつつあります。


ただ、これは単に「景気が悪いから」でも「集客力が落ちたから」でもありません。中価格帯が抱えてきた構造的な課題が、いま表面に出始めていると見るべきです。


似たメニューが増え、“差”が見えにくくなった


髪質改善や縮毛矯正は、かつて強い集客エンジンでした。

しかし現在は、多くのサロンが同様のメニューを提供しており、写真・価格・訴求の表現まで似通った状態になっています。


結果として、ユーザーからは「どこも大きく違わない」という印象になり、少ない顧客×高単価で回すモデルは、ちょっとした需要の揺れで崩れやすい構造に変わってきました。


中価格帯が厳しくなる理由は、この“差の消失”にもあります。


選ばれる理由は、とてもシンプルになった


今、ユーザーがサロンを選ぶ理由は驚くほど単純です。

① 自宅・職場から近い

② 価格に納得がある

③ 口コミ(返信含む)が良い

この3つが揃っていれば、ある程度の新規は確保できます。

逆に言えば、この3つが弱ければ、どれだけSNSを更新しても、どれだけ綺麗な写真を載せても、クリックすらされない時代になりました。


そして、この“近さ × 価格 × 口コミ”こそが、これからの中価格帯サロンにおける最重要ポイントです。


SNSは“決め手”にはならない。けれど、必要ではある


もうひとつ押さえておくべき点があります。

それは、SNS検索をきっかけにサロンを決める人は、全体の5%にも満たないという事実です。


Instagramを見る人は多くても、「ここに行こう」と決めている理由は別にあります。

では、SNSは不要なのか。そうではありません。


集客サイトだけでは伝わらない、

・世界観

・スタイルの方向性

・口コミの裏づけ

といった要素を“補完”する役割があるからです。


決め手にはならないが、後押しにはなる。ここを正しく理解しておく必要があります。


必要なのは「単価戦略」ではなく、「構造戦略」


単価を上げて、少人数で回す戦略は、中価格帯においては不安定になりやすい。

これからは、どんな構造で売上をつくるのかを明確にする必要があります。


・どの導線を太くするか

・口コミをどう積み上げるか

・集客サイトとSNSをどう役割分担させるか

・どの顧客層を軸にするか


こうした“売上の設計図”を描けているサロンは、新規が落ちても、売上が大きく崩れません。


まとめ──変化を捉える力が、次を決める


今回の新規流入の減少は、一時的な波ではなく、構造変化の入口にも見えます。

だからこそ、今のうちに“何を整え、何を捨てるか”を考えることが重要です。


自分のサロンがこの変化をどう捉え、どんな導線を設計すべきなのか。

その判断が、半年後、1年後の姿を大きく変えます。


もし整理がつかないと感じたら、どうぞ一度ご相談ください。

状況に合わせて、無理のない“持続型の集客構造”をご提案します。

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