最新の集客状況とサロン運営のリアル― 利用者は増えているのに、なぜ流入は減るのか?
- 7 時間前
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「ホットペッパーが弱くなった」
よく聞きます。でも正確には少し違います。
利用者数自体は増加傾向。
2025年は単価上昇もあり、売上規模は前年比+2.8%。
しかし――各サロン単位で見ると流入は減少傾向。
ここが重要です。
① 単価は上がっている。でも回数は減っている。
5年で客単価+約600円
年間来店回数はじりじり低下
店販は減少傾向
つまり、
「来店回数減 × 単価上昇」で帳尻が合っている状態。
これは健全とは言いにくい。
値上げで維持しているだけで、関係性の強化ではない。
② サロン選びは「価格重視」が再燃
物価上昇局面では当然の流れです。
価格比較が当たり前
クーポン精査が当たり前
“なんとなく良さそう”は選ばれない
さらに加速しているのが
「選別志向」
特徴がなければスルー。
口コミが弱ければスルー。
写真が普通ならスルー。
“悪くない”は、もう負けです。
③ 10代はロング復権
トレンドも無視できません。
10代ではロング志向が戻り、
デザインよりも「映え」と「変化幅」。
ここを拾えていないサロンは自然と若年層流入が細っています。
なぜホットペッパー流入が落ちるのか?
理由はシンプルです。
▶ 母数は増えても「集中」が起きている
・口コミ上位店に集まる
・写真クオリティ上位に集まる
・価格インパクト店に集まる
“中間層”が削られている。
これが今の構造です。
対策は?
精神論では無理です。設計が必要です。
① 「価格で勝たない」価格設計
価格を下げるのではなく、
・入口メニューの役割を明確化
・客単価アップ動線を設計
・LTV設計を逆算
単価上昇に依存しない構造へ。
② 写真の“凡庸”を排除
今は写真で8割決まります。
・フォルムの差別化
・年代明示
・質感の見せ方
“うまい”ではなく「この店っぽい」かどうか。
③ 口コミ設計を意図的に
口コミは“偶然”では増えません。
・どのタイミングで
・何を感じた瞬間に
・どんな一言を残してもらうか
ピークエンド設計が必要です。
④ 年代別の導線分離
10代・20代・30代以降で同じページ構成は非効率。
「誰に来てほしいか」を明確に分ける。
結論
今は
✔ 利用者は増えている
✔ 売上規模も微増
✔ でも流入は偏っている
つまり
“選ばれる理由が弱い店から削られる市場”
になっています。
特徴がないとスルー。
口コミが弱いとスルー。
価格が曖昧だとスルー。
この環境で勝つには「設計」です。
感覚ではなく構造で。
もし今、
・ホットペッパー流入が鈍化している
・値上げで帳尻を合わせている
・新規が伸びない
のであれば、一度整理が必要です。
市場は縮んでいません。分配が変わっただけです。
ここを読めるかどうかが、2026年以降の分岐点になります。



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